さて、このブログではこれまで自分がプレイしたことのあるゲームの攻略法やプレイ日記なんかを主に書いてきました。
ただ最近は残念ながらなかなかゲームに時間が取れなくて、記事を書けるほどにじっくりとゲームを遊べていません。
そこで今日から新企画として、自分が主にyoutubeなどの配信で見ていて面白いと感じたゲームに関して、率直な感想を述べていこうかと思います。
取り上げるのは基本的にほぼ未プレイのゲームになるかと思います。自分でプレイするのではなく他人のプレイを見て楽しむというのも、今の時代に合ったゲームの楽しみ方の一つと言えるかもしれません。
今日はここ数か月で突然大人気となったスイカゲームについて自分なりにヒットの具体的な理由を探っていきます。
従来の落下ゲーとの違い
自分がプレイしたことのある落下系のパズルゲームといえば、テトリスとぷよぷよくらいのものです。そこで今回はこの2つの巨大タイトルとの比較といった観点で語っていきます。
この2つのゲームとスイカゲームは基本的には似ているようですが、微妙に違いがあります。まず特徴的な違いとして、落下物の動きの不規則性という点が挙げられます。
テトリスやぷよぷよでは落下物が升目にきっちりと収まりますし、一度地面に着いたら二度と動くことはありません。ところがスイカゲームでは落下物の動きがフワフワしていて、一度地面についたフルーツであっても他のフルーツに押しだされて転がっていくこともしばしばあります。
どちら側に転がるんだろうというハラハラ感が常につきまとい目が離せなくなります。こういった点が何度もプレイしたくなるという中毒性に繋がっているのではないでしょうか。
そしてもう一つの大きな違いとして、落下物を育てていくという点に新鮮さがあるのではないでしょうか。
従来の落下ゲーは基本的に一度落下したものはただの邪魔者となり、いかにして消去するかといったことに頭を悩ませます。ところがスイカゲームでは落下物を上位のフルーツに育てていくというところに喜びがあるのです。こういった仕組みは落下系のパズルゲームとしては斬新で、他に類を見ない発想と言えるのではないでしょうか。
フルーツの種類は11種類あるのですが、落下してくるのは下位の5種類のみ。そのため最上位のフルーツであるスイカを作るのはかなりの難関で、完成しただけでも感動があるのです。スコア以外の部分での楽しみがあって充実感が得られる。そういった点が大きな魅力だと思います。
力量差の出にくい点数設定
一般的に落下系のパズルゲームではセンスの差、上手い人と下手な人の力量差が如実に表れます。
ぷよぷよはその典型で、いかにして連鎖をできる形に素早く積み上げていくかという部分でセンスの良し悪しがはっきりと表れ、それがそのまま力量差という形となるのです。ぷよぷよは楽しいゲームであると同時に、まるで格ゲーのように瞬間的な判断力が求められる厳しさもあるゲームなのです。
力量差が出てしまうというのも決して悪いことではないですが、自分には向いていないと感じて諦めてしまう人もそれなりに出てしまうものです。
その点スイカゲームは、上手い人と下手な人でそこまで点数に差がつきません。
細かい点数の設定は把握していないですが、頑張ってスイカを1つ作れれば大体2500点近くまでは到達して、そこからもう少し粘れば3000点くらいまでは手が届くことでしょう。
その一方、どんなに上手い人でもダブルスイカ(スイカを2個くっつけて消す)という大技を出さない限りは画面がいっぱいになってしまうため、せいぜい3500点くらいが限界でそれ以上点数を伸ばすことは不可能です。
ダブルスイカは上手い人でも狙ってできるものではなく、運を味方につけなければ達成できません。上手い人でも3000点台で終わるケースが多く、下手な人でも頑張れば十分に届くかもしれないという気持ちになるのです。
対戦モードが無く完全に1人用のゲームだという点も含めて、下手な人が劣等感を感じずにのびのびと遊べるというのは凄くいい点だと感じました。
配信との相性が抜群
最後になりますが、配信との相性が良いという点もこのゲームが大ヒットした大きな理由だと感じています。
通常の落下ゲーは素早いテンポで落下物がどんどん落ちてくるため、ゲーム画面から目を離すことができません。そのため当然ながら視聴者のコメントを読む余裕なんて全くありません。
ところがスイカゲームは落下するタイミングを自分で決められます。そのため途中でプレイの手を止めて、じっくりと長考して視聴者と作戦を練ったりとか、コメントを読んだり雑談をしたりといった余裕があります。こういった点に配信との相性のよさがあって、いかにも現代に合ったゲームだと感じました。
以上、自分が感じたスイカゲームの大ヒットの理由を3つほど挙げてみました。このブームはまだまだ続いていきそうですね。